カランメソッドって聞いたことありますか?私はある時期、約2年半の間、カランメソッドに取り組み、ステージ1ー12を終了しました。
カランメソッドって効果あるの?始めようか迷っているという方のために、メリット、デメリット、効果を最大化する方法を紹介したいと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。
カランメソッドとは
カランメソッドとは、母国語を介さず、英語のみを用いて英語を習得するダイレクトメソッドの一つです。イギリスで発明された世界的に有名な英語教授法で、通常の4倍のスピードで英語が習得できると言われています。英会話に必要な反射神経と、発音、発話をつかさどる調音器官を効果的に訓練していきます。
レッスン形式はシンプルで、テキストを用いて教師が高速で生徒に質問していきます。生徒は質問に対してフルセンテンスで瞬時に答えていきます。集中力を要するレッスンです。
カランメソッドに関する詳しい情報は公式サイト参照ください。
カランメソッドのメリットとは
- 英語の発話に慣れる
- 英語の文法が知っているから、使えるに変わる
- ネイティブが多用する発音や言い回しが身につく
英語の発話に慣れる:
カランメソッドの特徴として、レッスンの最初はreviewから始まります。また、2つのステージが終わる毎に、revision exerciseがあり、ここでまた復習の工程が入ります。同じセンテンスを何度も何度も繰り返すトレーニングにより、英語の発話に慣れていきます。
英語の文法が知っているから、使えるに変わる:
センテンスを繰り返し発話することにより、関係代名詞、現在分祠、過去分詞、動名詞、不定詞、仮定法などの文法が、知っているから、使えるに変わりました。瞬時に文章を構築する力が養われたと感じています。
ネイティブが多用する発音や言い回しが身につく:
カランメソッドでは、短縮形を用います。I amではなく、I’m, I have beenではなく、I’ve beenのように。自身の発話でも短縮形を使うようになりましたし、ネイティブの短縮形の発音に耳が慣れていきました。
カランメソッドのデメリットは
- 英語中級者以上には、初期(基本的なステージ)は簡単すぎて、抵抗がある
- 合わない人には退屈なトレーニングである
- 一部、実践的でないセンテンスが含まれている
英語中級者以上には、初期(基本的なステージ)は簡単すぎて、抵抗がある:
カランメソッドはステージ1〜12で構成されていますが、初期のステージは、It’s a penのような簡単なセンテンスの繰り返しで、面白みがないので、合わない人はステージ3くらいで挫折します。ステージが進むと手応えを感じられるのですが、その前の段階でやめてしまう人もいました。
合わない人には退屈なトレーニングである:
カランメソッドは、決められたセンテンスをひたすら反復練習する作業です。私はゲーム感覚で楽しめましたが、英会話でフリーカンバセーションをやりたい人などには不向きです。
一部、実践的でないセンテンスが含まれている:
カランメソッドには、一部、あまり実用的でない内容のセンテンスが出てきます。また、文法事項は全て英語で説明されていますので、用語が難しく感じることもありました。
効果を最大化するための取り組み方
1.センテンスは暗唱できるまで繰り返す
2.毎日レッスンを受ける
3.先生の発話に集中して、リスニングを鍛えることを意識する
センテンスは暗唱できるまで繰り返す:
センテンスは何度も何度も繰り返し復習して、暗唱できるようになりましょう。英語のストックをためていくことで、普段の会話で口をついて出てくるレベルを目指します。
毎日レッスンを受ける:
毎日受講し、英語の学習を習慣化しましょう。カランメソッドは、反復練習により、記憶の定着を図るメソッドです。毎日取り組むことで、メソッドの真価が発揮されると思いました。
先生の発話に集中して、リスニングを鍛えることを意識する:
レッスン中は、暗唱で覚えたセンテンスを完璧に、瞬時に言うことに気が取られがちですが、先生の質問を聞き取ることにも集中することで、リスニング力の向上につながります。とにかく、毎回、集中して、能動的に臨むことを心がけていました。
反復練習と集中力が上達の鍵、能動的な取り組みを
私は、「QQ English」でカランメソッドを受講していました。フィリピン人の先生は総じて明るい方が多く、発音もきれいな方が多い印象でした。カランメソッドは英語の発話のトレーニングですので、漫然とやっていてもメリットを享受できません。反復練習とレッスン中の集中力が上達の鍵です。受講期間はレッスンにコミットして能動的に取り組むことが、肝要です。